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2015年8月26日水曜日

「日本とユダヤの民族の魂に生きる」 エリ・コーヘン

論理の西洋(≠ユダヤ)と情緒の日本(≠東洋)という型に嵌った言説が横行しているように思われますが、西洋が論理一辺倒になったのは産業革命以後、日本が論理を欠くといわれるようになったのは明治維新政府が和算と漢文を義務教育から切り捨て、さらに70年前の敗戦後報道出版界が文語文の使用を禁止して以来のことです。
この対比が西洋文明と日本文明の比較には妥当でないことは勿論、ユダヤ文明と日本文明の対比には全く的外れであるばかりか有害でさえあります。
凡そ、偉大な文明が情と理の一方だけで成立すると考える人達がいるとしたらそれは正気の人類だとは思えません。仮想世界の猫型ロボット(どらえもん)でさえ、人並み以上の情を備えています。

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