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2015年8月17日月曜日

8月15日の朝日新聞・・気息奄々か、死んだ振りか?

退職してからは以前から購読していた日経以外の新聞を見る機会は殆どないのですが、この日だけは、何処かで朝日の朝刊を見ようと思っていました。
此処のところ珈琲一杯で2~3時間過ごしているカフェテリアの真ん前に「清里の森」管理センターがあり、そこのロビーに朝日新聞が置いてあったのでざっと目を通してきました。

世界中の反日人脈を動員して反安倍一色で塗り潰されていることだろうと期待したのにすっかり肩透かしを食いました。

各国政府筋、学者、ジャーナリストで、積極的に安倍談話を非難している人は、皆無でした。
頼みの中韓政府筋も申し訳程度に反省が不十分だと一言触れる程度で、習主席や朴大統領の指示待ちと思われる当たり障りのない論評でお茶を濁していました。
各国と言っても中韓以外はフィリピンだけで、それも非難の文言はなく、今後の実行如何で評価されるべきだと当たり前のことを言っているだけです。
欧米のメディア至っては、淡々と安倍談話の骨子を紹介しているだけで、一切評価を避けているように思われます。

朝日の執拗な誘導質問にもかかわらず、明確な非難の言葉を引き出せなかったと言うことは、インタビューを受ける側にとっては質問されること自体迷惑だったのでしょう。
はじめから意識して、言質をとられないよう言葉を選んだと言うことだろうと思います。

談話の大部分がヴァイツゼッカー演説の基調から外れていない以上、あらゆる政府、ジャーナリストにとって、これを否定することは、自らを歴史修正主義者だと言うことを認めることになりかねない危険を冒すことになるからでしょう。
安倍首相の戦略的勝利です。

こうなったら、反日勢力の最後の切り札は、高揚感を求める大衆のイベント参加型大動員しかないでしょう。
60年安保騒動のスローガンは 『岸を倒せ』 でした。
今度は 『安倍を倒せ』 でしょう。
いずれも、『権力者の横暴』 と言う虚構に対する大衆の正義感と連帯感が原動力ですから理屈では左右できません。群集心理をどうコントロールするかで勝敗は決します。
http://byoshonikki.blogspot.jp/2013/12/blog-post_7376.html
キャントリル著 『集団運動の心理学』 を紐解くときでしょう。

1 件のコメント:

  1. 岸さんは、アイゼンハワー大統領の訪日もキャンセルを余儀なくされ国会を包囲されて警察予備隊も突破されそうになったとき、時の赤城防衛庁長官の 「国民に銃を向けた軍隊は保たない」 という答えを聞いて退陣を決意し、高揚した10万人の大群集を支える虚構「独裁者岸を倒せ」の目標を達成させることで大群集の目標喪失と興奮の沈静化を図りました。
    今度も、彼らが狙っているのは同じ構図による 「安倍退陣」 でしょう。万一そんな事態になったとき誰に首相の座を渡すか今から考えているはずです。
    私個人としては、大群衆の共有感情が 「命を大切に」 という母性に訴えるものであれば、中山恭子さんあたりが最適任だと思っています。

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