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2014年3月6日木曜日

ウクライナ情勢をどう見るか?

3月5日の日経春秋欄: 一見、客観報道に徹しているように見える。

・・新たな冷戦か--ロシアがウクライナに軍事介入して以来、欧米メディアではこんな言葉が飛び交う。・・・優れた文筆家でノーベル文学賞も受賞したチャーチルなら今の世界をどう形容するか。聞いてみたい。

私ならこう書く。
・・新たなABCD包囲陣か--予てよりロシアの封じ込めを画策し、ウクライナの反ロシア勢力を扇動してきた某国工作組織は、親西欧を標榜する傀儡政権の樹立に漕ぎつけたが、これに危機感を募らせたプーチン政権は、直ちに軍事介入し、黒海の要衝、クリミヤ半島を制圧して敵の動きを封じた。

その他にも気に入らない表現がいくつかある。
①欧米メディア⇒米国およびその追随国のメディア
②優れた文筆家⇒傲慢なイングランド(<イギリス)至上主義者

各国の姿勢
①フランス・・兵器の重要輸出先、つまり、重要顧客。
②ドイツ・・天然ガスの輸入元、歴史的にも親近感あり。
③アラブ諸国・・敵(イスラエル)の敵は味方。

菅官房長官の声明・・「全ての当事者が最大限の自制を発揮し武力行使を回避するのが極めて大事だ」 
これは、完璧な言い回しだと思う。
①"全ての当事者" の中に米国が含まれるのかどうか、どうにでも取れる表現で、米国の顔を潰さないようにしながら、間接的に牽制している。
②ロシアに対する非難のニュアンスは全く無い。

私としては、米国の、或は、米英仏を操る勢力の買収や脅迫、さらに軍事支配に歯止めをかけられるのは、ロシアくらいしかないと思っているので、差し当たりこのままの膠着状態が既成事実化してくれるのは大いに結構だと考えている。

序に言えば、北方領土も日本の主権を認める代わりに、ロシアに対して100年間の租借権を与えるというのが最善の策ではないかと思っている。
これによってロシアが失うものは何もないと同時に、日本領土であることが正式に認められるのだから日本人の居住や渡航も一定のルールの下で可能になるし、現地出身者の遺族などには在日ならぬ "在ロ" 特権の供与などを考慮することも考えられる。
そうすれば、心情右翼も納得できよう。 それでも文句を言う者がいれば、それはきっと "反日露" 工作員に違いない。
この案の良いところは、ロシアの実効支配を認めることによって、他の強国が手を出せなくなることだ。

その意味でも国際陰謀組織によるプーチン暗殺は、クリミヤ以上の脅威である。
KGB出身の彼なら大丈夫だとは限らない。
サダム・フセインは、自らCIAエージェントとして前任者を暗殺して権力を握った経歴から彼等の手口を知悉していたので、暗殺者も手が出せなかったが、米国および追随国の多国籍連合軍によって力ずくで抹殺された。

しかし、今のプーチンをロシアごと抹殺する陰謀軍を編成し得る勢力は見当たらない、・・・しかし、・・・・。

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