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2012年11月19日月曜日

急性A型大動脈解離からの生還4周年

手足の筋肉運動は、かなり回復してきたが、極めて不安定、且つ緩慢なので、大通りなど信号が変わらないうちに渡りきれることはあまりない。 その意味でも杖なしでは運転者が気を使ってくれないので出かけられない。
以上は眼に見える症状なので他人に説明する必要がないが、その他に長時間の超低温手術の後遺症は、全身に渡って山ほど有り、苦痛と不快感は一向に去らない。

主な症状は、
① 周期的に襲ってくる鬱症状。 毎日、毎週、毎月、季節の変わり目・・の波がある。
② 言おうと思っていることが旨く言えず、相手との会話がちぐはぐになりがちなので、面と向かっては時候の挨拶くらいしか出来ない。 (PCでは、ゆっくり時間を掛けて推敲できるので一応まともに会話できている心算であるが、一通のメールの返事が3ヵ月後になることもある。)
③ 低温手術中に起きた虚血状態に起因する下半身の皮膚障害(靴擦れ、下着擦れの慢性化)で長時間の歩行や着席に苦痛を伴う。

どれも、命には別状がないとのことで、すべて専門医の守備範囲外。 要するに現代医療の対象とする人体の耐用年数を過ぎた長生き病患者の行き場所はないということだ。 当然と言えば当然であるが、今後暫くの間増える一方のこういう半病人が次の世代の足を引っ張ることの無いよう祈るのみである。


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