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2011年8月14日日曜日

平成の田中正造: 東大児玉教授

Yutube で 2011.7/27 衆議院厚生労働委員会における東大アイソトープ総合センター長児玉龍彦氏の陳述を見た。 自ら体を張って行動している方の真剣さがひしひしと伝わってくる姿勢に感銘を受けた。

看過するに忍びず、以下の投稿をさせていただいた。

"120年前の帝国議会における田中正造の獅子吼を思わせる。 

この方の発言の揚げ足取りをする正体不明の投稿が後を絶たないが、こうまでしなければ動かない役人と議員の不勉強と優柔不断に我慢ならなくなったのだろうと拝察する。


ただし、彼らが必ずしも悪意を持って隠しているとは限らない。 とくに良心的政治家の場合、単に判断しかねているだけのことが多い。
級友の江田五月などは誠実そのものだが、私が前立腺癌手術の際、米国では当たり前になっている放射線丸打ち込みが、日本では放射性物質管理法の制約(放射性物質の施設外持ち出しの禁止!)で適用できないことを、当の科学技術庁長官だった彼自身、同窓会での私の体験談ではじめて知り、言ってくれれば如何にでも出来たのにと残念がったものだ。 数年後法律が改正されて可能になったが、2年後の天皇陛下の手術までには間に合わなかった。

要するに政府を非難するのも良いが、こうした難しい問題を知悉し、的確な判断を下し、断固命令するのは不可能に近い。 とくに何でも ’民主的' の名の下に陣頭指揮を執らせようとしない世論(とくにマスコミ)にも責任の一端がある。"


多いサイトでは、20から30万アクセスに達しているそうだが、どの投稿の発信人もすべて匿名で何処の馬の骨ともわからない烏合の衆ばかりであった。 私に言わせれば、こんな投稿の数が何百万に達しようが、住所氏名のはっきりしている選挙民の一票にも値しない。 政府がこのような安全地帯からの無責任な投稿に踊らされるとしたら、そのほうがよっぽど危険だと言うべきだ。 無責任だと言う点ではマスコミと一緒だが、素性がわからないだけにどんな悪意が潜んでいるか知れたものではない。
ネット信奉者も、もっと正々堂々と発言するようにならないと自ら墓穴を掘りかねないと知るべきだ。

参考までに、1900年(明治33年)2月13日、足尾銅山鉱毒被害の実態を中央政府に訴えるべく、群馬県邑楽郡渡良瀬村字下早川田の雲竜時(母方の菩提寺)に結集した地元農民の若手有志たちが、東京へ向かって押し出し(今で言うデモ行進)の途時、意気高らかに歌った 『鉱毒悲歌(国土の興亡)』 を引用しておく。
冒頭に中心人物3名の名が挙げられているが、そのうちの一人、山本英四郎(正しくは、山本栄四郎)とあるのは妻の曽祖父である。

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